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【ハンドメイド作家になるには】何を作るか?~自分が心からつくりたいものを知る方法~

2021年12月15日

私はハンドメイド作家の傍らでコンサルのお仕事もしているのですが、先日、とあるイベントでハンドメイド作家になりたい方向けの相談会をやりました。そこで『ハンドメイド作家になりたいのだけど、何を作ったらいいかわからない』という方が意外に多いことがわかりました。

お話をうかがってみると、“作ることは好きなのだけど、普段から色々なものを作っているので何を売ったらいいかわからない"という方が多いようです。

今回はそんな方に向けて、≪ハンドメイド作家になるには何を作ったらよいのか?≫について書きたいと思います。
ハンドメイド作家として活動しているけど、作りたいものがまだはっきり定まっていないという方のご参考にもしていただける内容です。

『何が売れるか』ではなく、『何を作り続けたいか?』

相談会のとき、相談者さまから『なにを作ったら売れますか?』と質問を受けたのが印象的でした。

作るからには売りたい。ハンドメイド作家としてある程度収入を得たい。と考えるのはもちろん自然なことです。

ただ、作りたいものを差し置いて売れるものにフォーカスしようとすると、大切なところを見逃してしまうことになりかねないので注意が必要なのです。

売れるものより作りたいものを作ることがなぜ大切か?

売れるものを作ろうとしてしまうと、それは自分軸ではなく、誰かのニーズを探り、そこに自分を合わせにいく作業になります。

作品づくりは、一番に自分をワクワクさせることが重要。
自分自身が最高に心を動かされるものを作って初めて他の誰かの心にも届くものです。(実際に活動してみると、そうでもない場面が多々ありますが、そう心得ておいたほうがよい、というのが私の実感です。)

自分がワクワクしない、売れそうな作品を作っても、どこの誰に向けて作っているのかはっきりしない作品になってしまい軸が定まらず、オリジナリティも薄れて、結局誰にも届きません。

これからハンドメイド作家として活動していこうとするのなら、長く情熱を注ぐことのできるものづくりでなければ長続きしないでしょう。
こだわりを持って自分だけの世界観を切り拓いていくからこそ、作品の価値が高まり、作家として向上していくこともできるのです。

自分が心からつくりたいものを知る方法

本当に心から作りたいものがはじめからわかっている人は稀かと思います。
みんなたいていは、ハンドメイド作家をしながらも模索しています。
何が本当に作りたいのか。それはハンドメイド作家として順調そうに活動している人ですら抱えている壮大なテーマ。

私もそうです。今でも、これが本当に心から作りたいものだろうか?と考えながら作り続けています。

私の場合の事例

例として、私の模索の過程を初期と現在に分けてご紹介します。

◎初期の頃


『思いつく限りの作りやすいものをつくる→要望の多い作品を量産する→売れ行きが落ち虚しくなって方向転換』

まずは私のハンドメイド作家になりたての頃のお話をしたいと思います。
初期の頃、昔から趣味で時々作っていたアクセサリーなど、思いつく限りの低予算の作品を作っていました。

そんなふうにすぐに作れるものを作って低価格で売っているうちに、もっと求められるものを作りたい欲求がでてきたので、それからは要望の多い作品に力を入れ、低価格ながら量産を目指して頑張っていました。

はじめのうちはそれで楽しいのですが、だんだん雲行きが怪しくなってきます。

要望の多い作品を量産することはできても、求められる新作を生み出すことができないのです。新作についてのアイディアがあるわけではないので。
要望に応えるうちに、自分の好きでないものを作らざるを得ない場面もありました。

そのうち、モチベーションが減退。魅力的な新作が生み出せずにいました。良い新作が一向に出ないとなれば、人気のあった作品の売れ行きもすぐに落ち込みます。

これを続けていると辛く虚しく感じるようになってきました。

そこから、少しずつ考え方を改めるようになりました。
売れ方はそこそこでもいいや。作りたいものを優先してつくろう。と思うようになったのです。

そして、作りたいものを模索していくことになります。

◎現在にいたるまで


『作り続ける中で自分のこだわりポイントを見つける→こだわりポイントを凝縮した他の作品を試作してみる→試作を繰り返すと自分に合っているかがはっきりわかる』

自分の作りたいものを知るには、毎日そのことばかり考え、とにかく作り続けるしかありません。


どの作品を作っていたら一番楽しいか、どの工程をやっている時間が一番短く感じるか、ということを自分自身で観察しながらいつもの作品づくりを続けていると、少しずつ見えてくることがあります。


それまでの作品づくりの中で、自分が一番こだわりを持って作っている部分はどこか?

もし天然石のアクセサリーを作っているとして、『アクセサリーパーツを組み立てることや金属パーツに対するこだわりはそれほどないんだけど、天然石についてはものすごくこだわりが強い』のなら、アクセサリーである必要はなく、天然石をもっと活かした他の作品を作ってみる手もあります。

天然石を使った他の作品となると、どんなものがあるかな?と今度は本やネット検索で調べてみたり、様々な参考資料を見て自分の頭の中で新作の想像をしてみたりします。

自分の天然石に対するこだわりはどこなのか?天然石の見た目、色や模様が好きなのか。それとも触ったときの感触が好きなのか。大きい石と小さい石ではどちらが好みなのか。
見た目が好きなら、必ずしも本物でなくてもいいわけです。鉱石レジンのようなジャンルにチャレンジしてみても良いかもしれません。

そんなふうに自分のツボを探り、それを最大限に活かせる新作の形を想像しては試作する。
私の場合はそうやって試作を繰り返してきました。
一度試作してみると、その素材、作業工程などが自分に合っているか、それが自分の作りたかったものなのかがはっきりわかります。

現状、本当に作りたいものでない作品が売れている場合はどうする?

初期のハンドメイド作家さんが陥りやすいお悩みとして、今作りたいものではない作品のほうが売れ行きが良い、というのがあります。一番好きな作品が売れないので、仕方なく人気のある作品を毎日作り続けています、、という方は少なくないのではないでしょうか。

そんなときは、自分にとって心地良い比率を探すのがおすすめです。
『売れる作品ばかりに注力していたら虚しくなるけど、まったく売れないよりは売れてほしい』のなら、【売れる作品6 : 好きな作品4】の割合で力を入れる、というふうに自分で決めておきます。

自分が心地よいのなら、売れる作品に10でも、好きな作品に10でも構いません。どのやり方が心地よいか、少しずつ調節しながら探ってみるとよいでしょう。

≪まとめ≫ 日々作品をつくり続けながら、自分の心が躍るような作品に一歩一歩近づいていくのが近道

他のどんな職業でもなく、あなたがわざわざハンドメイド作家を選ぶ理由は何ですか?
ハンドメイド作家は楽にお金が儲かる仕事でもありませんし、やればやるだけ収入が上がると約束された職業でもありません。

作りたいものを作れないのなら、何のために自分はハンドメイド作家をやっているのだろう?
売れるモノを作ることばかりに目が行き過ぎていると、そんな疑問が沸々と湧きあがってくる時期がくるのではと思います。

せっかくハンドメイド作家になるのなら、心から作りたいものを作るべき、と強く思うのです。
そうでないと長続きもしないでしょう。

世界中には自分がまだ見たことのない素材や技法、知らない作品だらけなので、むしろ、作りたいものはこれしかない!と決めてかかるのには、まだまだ早すぎるような気がします。

自分の心が躍るような作品に一歩一歩近づいていくような気持ちで、日々の作品制作に向き合うのが、『ハンドメイド作家として何を作ればいいか?』に応える一番の近道と言えます。

その第一段階で何から作るか悩んでいる方は、CLASS101のようなオンライン教室で自分のやりたいものを見つけるのがおすすめです。多彩なジャンルの現役の作家さんが教えてくれる教室なので、眺めているだけでも参考になります。(私の知り合いの作家さんでも、こちらで講師をされている方がいらっしゃいますので、将来教室を開きたい方、講師として活動していきたい方にもおすすめです。)



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