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売れっ子ハンドメイド作家は儲かるか?【稼げるハンドメイド作家3パターン】

2022年2月4日

こんにちは。
私は作品づくりと販売で生計を立てているハンドメイド作家です。
ハンドメイド作家になりたい方、なりたての作家さんの話を聞いていると、『人気作家になる=儲かる』と考えている方が多い気がします。
そして、その『儲かる人気作家』になることを目指している方が多くいらっしゃるようです。

でもこれは、長年ハンドメイド作家をしている私からすると、ちょっと疑問に感じます。

なぜなら、ビジネスとして成功させたり、お金を稼ぐことが目的なら、ハンドメイド作家はまったく向いていないからです。(それに私も時々人気作家と呼ばれることがありますが、昔、会社員をやっていた頃の方が稼いでいました。)

ただ、ハンドメイド作家にも色々あるので、儲かりにくい作家比較的儲かりやすい作家がいることは確かです。

あまりこんなことをお伝えする作家はいないかもしれないと思いつつ、、

今回はそのあたりのことについて書きたいと思います。
あなたの作家生活とブランディングのご参考にしていただけたら幸いです。

 

ハンドメイド作家は儲からないと思う理由

ハンドメイド作家というと、基本的には自分で地道に一つずつ作って、それを一つずつ販売する、という方がほとんどかと思います。

工場のように機械に働いてもらって大量に生産するのではなく自分の手で作るので、1日1個から数十個。1つの作品に何日も費やす場合もありますし、簡単に作れるものだとしても一人でやるのなら100個くらいが限界ですよね。

簡単に作れるものはだいたい値段も安くなる場合が多いですし、何日もかかるような作品で、ようやく数万円程度が相場。

「それでも、売れっ子作家さんであれば儲かるはず」となんとなく考えている方もいらっしゃるかもしれません。

メジャーなジャンルとして、アクセサリー作家さんの例を具体的にいくつか考えてみましょう。
(原価は、材料費と、材料調達のための送料や交通費、梱包材とします。人件費を含みません。)

 

単価1500円前後、原価300円の作品を1日10個売り上げる場合

1日の儲けは1万2000円。

ハンドメイドサイトでも人気作家として取り上げられるような作家さんです。
ですが単価が低いので、毎日10個売上げても、多く見積もって(交通費などなど考慮せず)1万2000円。

 

単価3000円前後、原価500円の作品を1日5個売り上げる場合

1日の儲けは1万2500円。

単価は抑えめでも、1日平均5個を継続的に売り上げるのは、かなり上位の人気作家さん。

それでも、1日1万2500円!

単価1万円前後、原価1000円の作品を1日2個売り上げる場合

1日の儲けは1万8千円。

1万円の価格帯になると、比較的頻繁には売れない場合が多いので、1日の平均販売個数は2個としておきましょう。
それでもこの価格で1日2個は、かなりの売れっ子です。

単価5万円前後、原価3千円の作品を1日1個売り上げる場合

1日の儲けは4万7千円。

かなり高級路線ですが、強力な固定ファンがいて、1日平均1点売り上げることができる作家さん。

一般的なハンドメイド作家さんで単価5万円は珍しいので現実的に見えないかもしれませんが、実際にこのような作家さんも身近にいらっしゃいます。

 

『売れっ子作家=儲かる』は間違い

具体的に数字で考えてみると自ずとわかるのですが、おおよそ一般的な(自分で一つずつ作って自分でネット販売するスタイルの)ハンドメイド作家さんは、作品が低価格であるほど儲かりません。

忙しそうに見えても、必ずしも儲かっているわけではありません。
ただ、忙しいのは本当です。

仮に、月に100個から1000個売り続けると考えてみてください。
一つ一つ梱包して発送し、一人一人のお客様とメッセージをやりとりしたり、さらにその上、新作の検討や資材の調達、販売サイトやSNSの運営、制作のための時間も確保しなければなりません。

稼働時間がとても長いので、時給に換算してみると数百円だった、という話も聞きます。
単価が低い分、量をこなす必要があるのです。

稼ぐなら高価格帯を目指す!

稼ぐことを重視するなら、高単価を目指すのが基本です。

その方法は、おおまかに分けると以下のどちらかだと思います。

◎手間のかからない作品をできるだけ高く数多く売る

一つ一つ手作業でつくる作品は、どうしても制作できる個数が限られてきます。
1日10個作れる作品が1個1000円で完売しても1万円にしかなりませんが、もし1個1万円で10個完売すれば10万円儲かるわけです。

つまり、単価を上げれば儲かるかもしれない。
でも単価を上げなければ、この場合、1日1万円が限界ということです。

ただ、1日10個作れる作品に1万円の価値を持たせるのは、なかなかハードルが高いかと思います。
材料費を吊り上げてもいけませんから、世界観とアイディア勝負ですね。

 

作品の価値を上げて最大限に高く売る

5万円、10万円と価格をさらに上げることができれば、ようやく現実的に『儲かる』感覚になるかもしれません。 

ただし、5万円の作品を作るのに5日かけたとしたら、これではまったく儲かりませんよね。

稼ぐことを前提にするなら、手間をかけ追求した分、価格を最大限まで引き上げる必要があるでしょう。

 

お金を稼ぐ目的ならハンドメイド作家は向いていない

以上のように考えてみると、もしお金を稼ぐことを優先するなら、(一部の稀な例を除いては)ハンドメイド作家を選ぶのは現実的ではない、と思うわけです。

そもそも一つずつ作って売るわけですから、どう考えても非効率ですよね。

ただ、ハンドメイド作家さんにも色々いらっしゃいます。
以下の方法であれば、もう少し儲けを増やすことができるかもしれません。 

 

作家業で効率的に稼ぐには?【稼げるハンドメイド作家3パターン】

稼ぐことを一番に考えたときに可能性があるのは、以下の3パターンになります。

ただし、ハンドメイドサイトに登録している作家さんではありますが、多くはハンドメイドの枠組みには当てはまらないかもしれません。

これらの方法であれば自分が直接手を動かして作品をつくるわけではないので、作品数の限界がありません。
つまり、稼げる可能性が出てくるわけです。

◎業者委託やアウトソーシング、パートさんを雇って大量生産する作家さんの場合

始めは一人で作っていたけれど、ひとりの手に負えなくなってパートさんに制作をお願いすることになったり、アウトソーシングに委託したりする場合もあります。

作家本人にしか作れないような作品ではこのようなやり方をするのは難しいので、レシピを教えれば誰にでも作れるものであることが条件になります。

 

◎イラストやデザイン専門の作家さん

イラストやデザインを描いて、それを工場生産できるグッズにして大量生産する方もいらっしゃいます。

もともとはハンドメイドサイトで活動していた方が、のちに全国展開の有名な雑貨店などに商品を卸すようになったのを何度も見たことがあります。これができるのも工場生産可能であるからこそ。(うらやましい!)

この場合も、作家の手で作品を一つ一つ作ることはないので、一つのデザインから無限の作品が生産でき、効率よく稼ぎやすい方法のひとつです。

 

このような作家さんのグッズ制作によく使われている有名どころといえばcanvath。↓

グッズをつくる | オリジナルグッズを1個から在庫リスク無しで発注 | Canvath/キャンバス

ME-Q(メーク)というサイトも格安価格で1個から作成できます。 canvathはほんの少し商品展開数が少ない印象なのですが、ME-Qは商品登録数約1万点という豊富なグッズ展開が可能。



さらにこちらはまだ新しいプラットフォームですが、【Artgene(アートジーン)】はグッズよりもアートとして販売したい方におすすめです。



 

◎おまけ。教える仕事も視野に入れる

作家さんによっては、作品よりもワークショップのほうが人気が出て、教室を開いてメインの仕事になったケースもあります。

自分で教室を持ったり、YouTubeで教えたり、マーケティングの得意な方はコンサルをしたり、作品販売以外の収入源を複数つくることで上手に稼いでいる方もいらっしゃるようです。

作品一つ一つを販売するよりも、ニッチな専門職としての価値が出やすいため、ノウハウを必要としてくれる人に教えるお仕事をする方が時間単価が高くなりやすいかと思います。

また、作家業と先生業を両立することで
「先生をしている作家さん」
「作家をしている先生」

ということになるわけですが、どちらのお仕事にも良い影響があり、相乗効果が見込るメリットもあったりします。

例えば、私の知り合いの作家さんもオンラインレッスン『CLASS101』で先生をしていますし、個人で教室兼アトリエを持っている方もいらっしゃいます。作家界隈では珍しいことではありません。

CLASS101 のようなスクールで講師になるにはスカウトからスタートする場合が多いと思いますが、気になる講座を受けてみると参考になります。



さらに、ノウハウを販売したり初心者さんの相談に乗ったりするお仕事なら、ココナラ

私自身、販売したことはありませんが、作家業務の中でしょっちゅうお世話になっています。



文章で伝えるのが得意な方なら、ハンドメイドに特化したライターのお仕事も。



【結論】会社員のほうがよっぽど効率的に安定的に儲かります。

さてさて、売れっ子ハンドメイド作家は儲かるのか?

儲かるハンドメイド作家とは?という話をしてきました。


《売れっ子だから儲かっているとは限らない》
というのが私の結論です。

会社員のほうがよっぽど効率的に安定的に儲かります。

手作りの作品は一点ごとの価値が天井知らずに上がらない限りは、儲けはすぐに頭打ちです。

つまり『儲けたい』という目的と、ハンドメイド作家の実態とはかなり食い違いがあると思うのです。

それでもハンドメイド作家として効率的に収入を得たい、しっかり稼ごうと考えるなら、生産の効率化や複合的に収入を得るなどの方法があります。

 

それでもハンドメイド作家でありたい理由は?

ただその前に、一度考えてみてほしいことがあります。

なぜハンドメイド作家を選ぶのでしょうか?

在宅でお金を稼ぐ方法なら、他にも選択肢はあります。
複数の選択肢の中からハンドメイド作家をやりたい理由を、ぜひ改めて考えてみてください。

“目的がよくわからないからなんとなく収入を上げることを一番の目的としてしまっている”のだとしたら、もったいないなと思います。

なぜかというと、
ハンドメイド作家としてどうなりたいか、なんのためにハンドメイド作家でありたいのか、自分の一番の目的を探してみると、それがブランディングにつながる大切な鉱脈だった、ということもあるからです。

その目的によって、作品の作り方や売り方、お客様との関係性が変わってきます。

『お金』は確かにわかりやすい指標ではあります。でも本当の目的は別のところにあるかもしれません。
(目的と目標は別と聞きますが、収入の目標値を設定するのはまた別の話。)

『なぜハンドメイド作家でありたいのか?』とぜひ、自分に問いかけてみてください。

すぐには答えが出ないかもしれませんが、今後の作家生活に役立つはずです。

 

 

【おまけ】

お金に漠然とした不安がある方、お金の勉強が必要と感じている方は、まずは初心者向けのマネーセミナーなどに参加してみるとよいかもしれません。こちらは「女性のための」マネーセミナー

全国各地の駅ビルやホテル会場で参加できます。



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